[遊ぶ人数] 2〜5人
[対象年齢] 12才以上
[遊ぶ時間] 60〜90分
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珍しいコレクションを見せびらかすために、
泥棒を雇ったり探偵を使ったりして、うまくたちまわるゲームです
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カードを引いて自分の色を決め、その色のカードのセットをもらいます。
カードには、場所を示す「お城」と「オークションハウス」。
行動を示す、「展示」「小切手」「探偵」「泥棒」があります。
小切手は4枚あって、書かれている金額がそれぞれ異なります。
泥棒は2枚あって、書かれている熟練レベルがそれぞれ異なります。
小切手も泥棒も、全員それぞれ1枚ごとに違う数字になっていて、重複することはありません。
つまり、選ぶ色によって持ちカードの強さのバランスが違うので、その都度、作戦も微妙に変わって来るのです。
45枚のコレクションカードを良く混ぜて、4枚ずつ配ります。
残りのカードは2つの山に分け、表向けの状態でオークションハウスに置きます。
ゲームスタートです。
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まず、それぞれ場所カード2枚のうち、お城かオークションハウスのどちらにするかを選びます。
選んだら、裏向きにして自分の前に出します。
全員カードを出したら、カードを一斉に表向けます。
「最初は、お城かオークションハウスのどちらかを選ぶんだよ」
「うーん、迷うなあ」
「どっちにしたらいいのかわかんないよー」
「オークションハウスではコレクションを小切手で買うことができる。 泥棒を使えば、売り上げ金の小切手を盗むこともできるよ」
「お城では、コレクションを展示してコマを進めることができるわ。 泥棒で人のコレクションを盗んでもいいし、探偵で泥棒を捕まえることでコマを進めるのもおトクよね」
「おおー、そうなのかー」
「展示はコレクションカードがそろっていないとできないんだよね」
「そうだね。ABC順につながっていないといけないからね」
「では、一斉に表向けましょ」
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全員の場所が決まったら、次はどの行動をするかを選びます。
オークションハウスでは、次の2つが出来ます。
…小切手カードを出して、コレクションを手に入れる。
…泥棒カードを出して、支払われた小切手をレジから盗む。
お城では、次の3つが出来ます。
…展示カードを出して、コレクションを展示する。(勝てばコマを進める)
…泥棒カードを出して、展示されたコレクションを盗む。
…探偵カードを出して、泥棒を捕まえる。(成功したらコマを進める)
「他の人がどの場所にいるのかをよく見てから、行動を選ぶんだ」
「オークションハウスにいるのはルゥとミィだけね」
「どうしようかな…」
「これにしよ」
「選んだら、これも裏向けて自分の前に出す」
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先に、オークションハウスでの行動を解決します。
オークションカードを出している人だけ、行動カードを表向けます。
一番金額の高い小切手を出した人が、小切手を支払って、表向けになっているコレクションカードの2つの山から、どちらか好きな方を1枚もらいます。
泥棒カードを出している人がいたら、この時支払われた小切手カードを手に入れて、自分のカードにすることが出来ます。
ただし、他にも泥棒カードを出している人がいたら、誰も小切手を盗むことが出来なくなります。
もちろん、誰も小切手を出していなければ、泥棒は何も盗めません。
「私は、14000の小切手」
「ミィは、これー」
「泥棒じゃん!泥棒じゃん!」
「へへー」
「とりあえずルゥはコレクションを選んでね」
「そうか、コレクションはもらえるのか。 …えーと、こっちにする」
「その後で、ミィはルゥの出した小切手をもらう」
「わーい」
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次に、お城での行動カードを表向けます。
これは、「展示」「泥棒」「探偵」のいずれかになります。
展示から実行します。
手持ちのコレクションから3枚以上のカードを出さなければいけません。
コレクションには、A〜Fのアルファベットが書かれており、これが途切れるような出し方は出来ません。
例えば、AAAやBCD、CCDは問題ありませんが、ACCやBCFではいけないのです。
展示の勝負は、単純に、出したコレクションカードの枚数の多さで決まります。
カードの枚数が同じだった場合は、一番古い時代のコレクションを出している人の勝ちになります。
展示で1位2位になった人は、コマを進めることが出来ます。
何マス進めるかは、一番先頭のコマが、ボード上のどのエリアに置かれているかによって決まります。
各エリアにはそれぞれ、1位の人が進むマス数、2位の人が進むマス数が書かれています。
それぞれ、書かれているマス数だけコマを進めます。
「展示いきましょうか。せーの」
「…むむむ、同じ3枚だったね。 お互い出し惜しみしたかな」
「1番古いコレクションは何年かしら…こっちは1748年よ」
「私は1835年。 残念、2位か」
「私は2マス。 あんまり進めなかった」
「こっちは1マス。 …出し惜しみするわけだな」
「たくさん進める時は、展示争いが激しくなっちゃうしねー」
「…泥棒もチャンスかも」
「うーん、ちびちび進むのも作戦かなぁ」
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この時、泥棒カードを出している人がいたら、出されているすべての展示から1枚ずつコレクションカードを取ることになります。
しかも、オークションハウスの時と違い、泥棒同士が邪魔し合って無効になることはありません。
参加している泥棒は全員、コレクションを盗める可能性があるのです。
ただし、泥棒にも順序があります。
泥棒の背負っている袋には、泥棒の熟練レベルが書かれており、この数字の高い方から先に好きなコレクションを選べるのです。
もし、誰も展示をしていなかったら、泥棒の出番はありません。
「あら、今回は展示と泥棒と探偵がそろったわね」
「むむむ…。 まず私の展示を済ませて、コマを進める」
「次は泥棒ね。 ミィはお父さんの展示から1枚取ってね」
「わーい、どれにしよー」
「ああー、それを取るかー」
「わーい」
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お城で泥棒カードが出されている時に、1人でも探偵カードを出している人がいたら、出ている泥棒カードはみんなボード中央の牢屋に入れられてしまいます。
ただし、泥棒が捕まっても、盗まれたコレクションは戻って来ません。
牢屋は複数あり、小さい数字の泥棒から先に牢屋に入れられることになります。
どんどん後から後から泥棒が入って来て、順に押し出されて行って、最後の牢屋から押し出されたら釈放です。
釈放された泥棒カードは、元の持ち主に戻されます。
一方、探偵カードを出した人は、現時点の順位の分だけコマを進めます。
つまり、順位が下の方だと、これでけっこう進めたりするのです。
「私、探偵」
「おおー、牢屋におくられるー」
「盗んだコレクションカードは、返さなくていいのよ」
「ほっ、よかったー」
「ルゥは、今の順位が4位だから4コマ進めるぞ」
「すごいすごい、うれしい」
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誰かのコマが、ディナーテーブルの周りのマスのいずれかにゴールしたら、ここでゲーム終了となり、最後の決算をおこないます。
全員、手持ちのコレクションカードをありったけ展示します。
1番価値の高い展示をした人は、ここから8マス進めます。
2番目の人も4マス進めます。
この時点で、1番先頭にいる人の優勝です。
複数の人が1位だった場合は、最も価値の高いコレクションを持っている人の勝ちとなります。
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