[遊ぶ人数] 2〜4人
[対象年齢] 7才以上
[遊ぶ時間] 10〜20分
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タイルを置くかコマを置くかして、
自分のコマに隣接するタイルのポイントを競うゲームです
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36マスのゲームボードに得点タイルとコマを置いていくだけの、とっても素朴なゲームです。
ちょうど、豊かな土地と貧しい土地があって、それを支配する神殿をどこに建てるのか…といった感じでしょうか。
得点タイルは22枚あり、+4から−4まであります。
+2と−2のタイルが一番多い感じです。
これをよく混ぜて、各自に裏向けのまま配ります。
つまり、それぞれ、内容のわからない得点タイルを何枚か持っていることになります。
手持ちのコマとタイルの数は、遊ぶ人数によって変わります。
4人で遊ぶ時は、コマ5個とタイル5枚を持ちます。
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順番になったら、手持ちのコマかタイルのどちらかを選んで、ボードの空いているマスに置きます。
タイルを置く時は、自分の手元の裏向けになっているタイルから1枚めくって、まずみんなに見せます。
青い数字はプラス点のタイル。
赤い数字はマイナス点のタイルです。
みんなで、そのタイルの内容を確認したら、一旦裏向けて、空いているマスに配置します。
この後は、ゲーム終了まで見ることはできないので、よく覚えておくしかありません。
コマを置く時には、その場所に注意しましょう。
プラスタイルの隣に置くことが出来れば、プラス点を確保することができますが、コマの空いている隣マスに、突然マイナスタイルを置かれることもあるのです。
「なんか、簡単そう」
「どっちにしようかな…えーと、タイルにしよう」
「めくったら表にして、みんなに見せて」
「はいっ。 やった、+2だー」
「じゃ、裏向けにして好きな所に置いてね」
「では、その横にコマを置こう」
「私も」
「ふふふ、私もー」
「わーん、ミィも置くよー!」
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「だんだんどこがプラスかマイナスか分からなくなってきちゃったよー」
「誰がどこに何を置くか、タイミングもあるよね」
「そうだね。 お…+3だ」
「チャーンス」
「私もコマ、コマ」
「あーん、私の場所がないー」
「ついついプラスタイルに群がっちゃうわね」
「くやしー、もうタイルめくるー。 あっ…ひええ、−4だー!」
「ううむ…好きな所に置いていいんだけど。 …どこにする?」
「うっふっふっふ…ここー」
  「ひええ!」
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空きマスがなくなったらゲーム終了です。
全てのタイルを表向け、コマごとに得点計算をします。
コマに隣接しているすべての得点タイルを合計します。
獲得した点数分ポイントマーカーを動かし、計算の終わったコマはボードから取り除きます。
マイナスになってしまうこともあります。
一番得点の高い人の勝ちです。
「では、まずミィから得点計算しましょうか」
「どうするのー」
「コマの周りのタイルを合計するだけだよ」
「計算し終わったら、コマを取り除いていくんだね」
「ポイントマーカーを、ちゃんと動かしてからね」
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[番外編]
夫婦でイシス&オシリス |
2人で遊ぶときは、コマ8個とタイル11枚を使います。
「たまには2人で勝負しましょうよ」
「いいね。 イシス&オシリスは、2人でする時は得点の共有で相殺されてしまうから…うんたらかんたら」
「理屈はともかく、勝負は時の運。 いっさい手加減なしよ」
「おう」
「…私からいくわね。 まずはタイル」
「+2か…当然コマだな」
「…私もコマ。 たしかに、同じタイルの得点で相殺されちゃうわね」
「それがだんだん、そうも行かなくなって来るんだ」
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「−3か…」
「遠慮は無用よ」
「もちろん」
「うわ、やっぱりそこですか」
「もちろん」
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「残り少なくなってきたな。 ラスト数回が勝負だな」
「お互いタイルもコマも減って来ているから、うっかりすると、置きたくもない場所に置かなければならなくなってしまうものね」
「問題は、どこが何点だったかをどこまで覚えているかだな」
「…ど、どこだっけ」
「ううーむ、どこだったかな」
「たしか、こっちが−4で…」
「うーん、最後の手番でそこに置くくらいなら、ここにタイルを置いた方がマシだな。 …よし、−1」
「あっ、やられた。 そっちがマシよ絶対。 あーっ、−4の横に置かなくちゃいけなくなっちゃったー」
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「では得点計算…」
「めくります…あれ?あれあれ」
「…あーっ、−4は、こっちだったのかっ」
「ほんとだ」
「しまったあーっ」
「こーゆーこともあります」
「ぐわぁ、まさに容赦なし…!」
「これ面白い! またやりましょうね」
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