[遊ぶ人数] 2〜6人
[対象年齢] 10才以上
[遊ぶ時間] 30分
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猫たちのブルースが聞こえる
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みんなに6枚ずつカードを配ります。
これが手札になります。
順番が来たら、山札から1枚ずつめくって表向きに並べていきます。
カラフルなカクテルライトの中で、猫ちゃんたちが歌ったり演奏したりしています。
これから優秀なミュージシャンをスカウトして行くのです。
カードは、同じ数字が2枚出たら終わりです。
「じゃ、めくるわね」
「1と、5と、1。 同じのが2枚出たから終わりー」
「おおー!」
「さて、どうするか」
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めくられた何枚かのカードを取り合うために、セリが行われます。
順番に、どれだけ出せるか言って行きます。
「1が1枚」とか言うのです。
同じ数字のカードがそろっていれば、「1が2枚」とか「2が3枚」とか言えます。
枚数が多い方が、価値が上です。
同じ数字がそろっていない時は、カードの数字が「1・2・3」とか「2・3・4・5」のように、並び順になっていれば、「3枚」とか「4枚」とか、その枚数だけ言うことも出来ます。
当然、枚数が多い方が価値が上ですが、枚数が同じの時は、並び順の方よりも、同じ数字のカードをそろえている方が価値が上です。
例えば…
「1が1枚」よりも、
「1が2枚」の方が上で、
「2が2枚」の方がもっと上で、
「3枚」(1・2・3かも知れないし、3・4・5かも知れない)の方がさらに上で、
「1が3枚」の方が、そのまた上ということです。
パスをする時は、手札を伏せて自分の前に置いておきます。
そうしないと、ややこしいので。
「3が1枚」
「いきなり高いな」
「2枚ー」
「うー、パス」
「あー、パス」
「くやしいー、パス」
「わーい、勝ったー」
セリに勝ったら、並べられていたカードがもらえます。
そして、言ったとおりのカードを手札から出して支払わなければなりません。
この時、ふつうのカードの代わりにジョーカーをだすことも出来ます。
ただし、ジョーカーを使った場合は、そのジョーカーカードを自分の前に出しておかなければいけません。
ジョーカーカードは、ゲーム終了時に一番たくさん持っている人がマイナスのペナルティを受けるのです。
なるべく使わない方がいいのです。
ちなみに、ゲームの終了時に手札の中に残っているジョーカーカードも一緒に数えられますので、気をつけなければいけません。
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「勝ったから、わたしがめくるんだね。 それ。 …あれ」
「ジョーカーが、出たわね」
「つまんなーい!」
「ジョーカーが出たら、みんな1枚ずつもらえるんだよね」
「助かった」
「うれしいー!」
ジョーカーが出た時も、めくるのはそこで終わりです。
それと、ジョーカーが出た時には、みんな山札からカードを1枚ずつもらえるのです。
これは助かります。
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「ジョーカー1枚かー。 …パスだな」
「私も、パス」
「私もパスー」
「パスー」
みんなパスした時は、めくられたカードはぜんぶ捨て札になります。
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「続けてミィがめくるのね。 2・5・J…あ、終わりー」
「うーん。パス」
「今はジョーカーいらない。 …パス」
「1が3枚!」
「そんなに出せないー。 パスだー」
「やったー、もらったー」
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セリに勝った時だけ、自分の手札からカルテットを出すことができます。
ようするに、猫の4人組バンドを結成してショーをひらくのです。
同じ数字のカードを4枚そろえればカルテットになるのですが、どんな4枚を集めても必ず4枚とも違う猫ちゃんになるようになっています。
同じ楽器が重なったりしないんですねー。すごいー!
カルテットをつくる時にも、ジョーカーを使えます。
もちろん使えば、自分の前に出しておくことになります。
一流だけど、問題の多い流れ者シンガーって感じなのでしょうか。
「カルテットできたー。 5が3枚とジョーカー1枚!」
「すごーい! ネズミさん5匹だー」
「あ、ジョーカーカードは捨てたら駄目」
「わすれてたー。 ここに置いておくー」
カルテットに使ったカードの数字と同じ数のネズミチップがもらえます。
これが得点です。
いかついサングラスのネズミのお客さんたちが、ショーを見に来るんですね。
なるべく大きな数字のミュージシャンを集めて、得点の高いカルテットを組みたいですねー。
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「めくりまーす。 ジョーカー1枚。 みんなに山札から1枚ずつっと」
「ありがとう! …じゃ、私からね。 えーと、2が1枚!」
「2枚」
「パス、ジョーカーいらない」
「パス、わたしもいらないー」
「うーん、お父さんが2枚かぁ。 えっと、2が2枚!」
「お、来たな。 3が2枚。 …どうかな」
「うー…。パスだー」
「では、ジョーカー1枚をもらって…ジョーカーのカルテットと」
「ジョーカー一掃ね」
 「やったね!」
ジョーカーカードでカルテットを出した時は、ネズミチップはもらえませんが、このやっかいなジョーカーカードを捨て札にすることができるのです。
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山札の最後のカードがめくられるか、ネズミチップがなくなったらゲーム終了です。
いきなり終わってしまうこともあるので、気をつけなければいけません。
手札の中のジョーカーカードと、自分の前にあるジョーカーカードを合計します。
それで、一番多い枚数のジョーカーカードを持っている人は全員、ネズミチップを5個失ってしまいます。
これがとっても痛いのです。 気をつけましょう!
最も多くのネズミチップを持っている人の勝ちです。
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