ショコラポジション
「ぴっぐテン」



[遊ぶ人数] 2〜8人

[対象年齢] 6才以上 

[遊ぶ時間] 15分

「10」を目指してメルヒェンなカードを出していくゲームです
「わあー、きれいな絵。 ブタさんかっわいいー」
「これ絵本のお話みたい。 えーと、このカードは何のお話かなあ」
「赤ずきんちゃんのオオカミね。 こっちの1が赤ずきんちゃん」
「お菓子の家…。 こっちはヘンゼルとグレーテルだ」
「こっちは白雪姫で、これが7人のこびと。 これは人魚姫!」
「そうね。 人魚姫以外は2種類でセットになっているのね」
「2枚のセットを足すと10になるようになっているのか」
「このカエルさんと女王様のは、何のお話?」
「『カエルの王さま』。 べちゃって投げつけて結婚するの」
「…???」
「こっちの藁をつむいでるのと、このこびとさんみたいなのは、何かしら」
「『ルンペルシュティルツヘン』かな。 グリム童話の」
「ルンペ…シュテ……どんなお話?」
「ちょっとこわい」
「今度、図書館で探してみよう」
「ミィも行くー」

 カードを良く混ぜて、3枚ずつ配ります。
 これが手札になります。

 残ったカードは、伏せて補充用カードの山とします。

 自分の番になったら、3枚ある手札の中から1枚を出します。
 この時、前の人が言った数字に、今出したカードの数字を足して、それを言います。

 この数字が、ぴったり「10」になったら「ぴっぐテン!」と言って、出ているカードを全部取ることができます。

 「10」に届かなかったら、そのまま次の人の番になります。

 でも、数字が「10」を越えてしまった場合は、カードは全部、前の番の人のものになってしまいます。 気をつけて。


 カードを出したら、山札から1枚カードを補充するのを忘れないように。

「いくわよ。 糸車で4」
「えーと…わたしも糸車。 4を出して…8」
「カードを1枚補充してね」
「あっ、忘れてた」
「ミィは赤ずきんちゃんの1。 うーんと、9!」
「うー、出せるカードがない。 2を出して11か。 10を越えた」
「残念。 カードはミィのものね」
「わーい、もらったー」
「これが得点だから、自分の前に伏せておいてね」
「はーい」
「かんたんで面白ーい」

 「±5」のカードは、ふつうに「5」として使うこともできますが、「−5」にして、前の人が言った数字から「5」を引くこともできます。


 また、前の人が言った数字と同じ数字を出す場合は、数字を足さないで、出したカードの数字をそのまま言うことができます。
 例えば、8の上に8のカードを出しても「16」にはせず、そのまま「8」と言っていいのです。

「いくわよ。 ±5の人魚姫カードで、5」
「えっと、白雪姫の3で…えーと8!」
「これを使えばいいのかな…。 ±5のカードで5を引いて…3だ」
「4を出して7」
「2を出して9」
「お母さんが9って言ったから、わたしは9のカードを出して9って言っていいんだよね?」
「そうよ」

 「0」のカードを出した場合は、前の人が言った数字に関係なく「0」になります。


「6のこびとさんを出して、6」
「では、同じく6を出して。 そのまま6」
「あらあらえーと、あっカエルがいたわ。 0のカエルを出して0。 ふう」
「白雪姫の3」
「糸車の4で7」
「赤ずきんちゃんの1で、8だ」
「じゃあお菓子の家の8で、そのまま8ね」
「よーし、ヘンゼルとグレーテルで2を足して、ぴっぐテン!」
「おおー」
「すごいすごい」」
「はい、カードは全部ルゥに」
「うん!やったー」

 全員の手札がなくなったら、ゲーム終了です。

 カードは1枚1点。
 一番たくさんのカードを集めた人の勝ちです。



4を出したら「4!」といいます。

4+4は8なので、「8!」といいます。

8+1は9なので、「9!」といいます。


9+2は11。
10を超えてしまいました。 残念!
カードは、前の人の得点になります。

±5は、普通に「5!」といいます。


5+3は8なので、「8!」といいます。


8に5を足すと、13になってしまうので、
±5のカードを−5にして、8−5で3。
「3!」といいます。


出ている数字と同じ数字を出すのもアリです。
合計9のところに9のカードを出して、
「9!」ということもできます。


6が出ているところに6を出して「6!」。
その上に0を出せば、前の数字に関係なく
「0!」です。
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